大分県佐伯市議会議員 後藤 幸吉 goto-koukichi.com


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議会報告 (平成21年10月)

550人が働く市役所が必要ですか?
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 市民の皆様、9月25日、佐伯市議会は市長ら執行部より提案された新庁舎建設のための関連予算813万8000円を否決しました。

以下は、一議員としての私の意見です。

新庁舎建設は50年に1度の大事業です。合併特例債を使っての建設が財政的に一番有利とは考えますが、必要性、庁舎の規模も含め、広く市民皆様の意見を聞くべきです。私が今回、執行部提案にに反対したのは、この予算が通れば、

 職員550人が働く1万4800平方メートル総事業費56億円(予定)新庁舎建設に向けて走り出してしまうからです。

私の周囲にいる方々の中には、

 「財政状態が悪いのに何故、市役所を優先するのか?」「今の市役所が地震や津波で壊れるなら、自分たちの家も命も危ない・・・」

などの意見を持つ人もおります。これが市民皆様の素直な感覚ではないでしょうか?

 また私自身は、新庁舎建設を強行しようとする市長ら執行部に「不信感」があります。それは昨年秋から現在にかけて、新庁舎建設と市の財政状態に関する説明が大きく変わってきたからです。以下、一連の流れを説明します。

 昨年11月、市議会決算特別委員会の初日に、市の監査委員より「近い将来、市の財政規模は現在の400億円から300億円程度まで減るかもしれない。その時、市の財政はもっと厳しくなる」との見通しが示されました。同じ日、市長より歴史資料館を造りたいとの報告がありました。

 この11月から12月にかけて、財政の見通しは悪いので、総事業費56億円とも見込まれる新庁舎の建設は、合併特例債の適用期間内(平成26年度末まで)には難しい、あきらめざるを得ない・・・との執行部の発言がありました。

 また、市長が造りたいと表明した歴史資料館ですが、その建設予定地を先行取得する議案は「大手前再開発計画との整合性が見えない」などの理由から、昨年12月の定例議会で、賛成19対反対20で否決されました(結果、新庁舎と歴史資料館の建設は市長選の争点にはなりませんでした)

 そして、今年4月の選挙後、5月に行われた市議会全員協議会にて、

1)市の消防職員が飲酒事故を起こしたので懲戒免職処分にした。

2)佐伯警察署が今の場所から鶴望に移転される。

3)歴史資料館建設予定地の所有者に、市の土地開発基金から補償費を支払い、今ある建物を解体してもらい(一部は資料館として利用するために残す)、解体後のさら地を引き取るので、資料館に関する土地建物の購入は議会の議決を必要としなくなった、との報告がありました。

 要は、定数30人になった新議会(新人9人)から、前議会同様、歴史資料館の建設用地購入に反対されたら困るから、市長ら執行部は、合法的に議会の議決を必要としない方法を選んだ、という事だと思います。佐伯市議会は必要ない!と、市民皆様から批判されても仕方が無い汚点です。

 そして6月になって、市庁舎建設審議会が「新庁舎は合併特例債の運用期間何に、現在地での建て替えが適当」との中間答申を出しました。これを受けて、9月の定例議会に提案された補正予算案の説明で、昨年11月の「財政見通しが悪いので、合併特例債の適用期間内での建設はあきらめざるを得ない」状態から、わずか10ヶ月ほどで、新庁舎と同時期に歴史資料館も建設できるほど、財政状態が良くなったのでしょうか?本当にそうなら、最終的に負担を強いられる市民皆様にキチンと説明すべきです。

(なお私は、昨年12月議会の一般質問で「歴史資料館の建設が決まったら、今後は新庁舎も造ると言い出しかねない・・・」と発言。現在の状態は予想していました)。

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